失望する悪循環

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「あの人さえ変わってくれたら」

 

 

これは

「問題は相手の側にある」と

言いたいんですよね。

 

 

相手が変わらない限り

平穏は訪れない

そう思っているのです。

 

 

 

奈良県天理市で心理セラピストをしている

ADOです。

 

 

 

これが夫婦間なら

自分の幸せは

配偶者次第だと思っていて

 

 

それでいながら

相手のことはキライ。

 

 

つまり

キライな相手に自分の人生を委ねる

という

皮肉な状況にあるわけです。

 

 

 

親子関係においても

 

 

子どもに大きな期待をかけて

自分の幸せは子ども次第と

考える人がいます。

 

 

 

または、漠然と

見えない自分の将来に

期待を寄せる人もいます。

 

 

 

***

 

 

それで

期待通りにならなかったら?

 

 

 

期待した分だけ失望し

 

 

それを解消したくて

さらに期待し

 

 

どんどん依存するようになるのです。

 

 

そして、

また期待は膨らみ

外れたら失望する・・の繰りかえし。

 

 

こうして

いつのまにか

「失望」の悪循環の中にいます。

 

 

 

あなたは大丈夫ですか?

 

 

もし、今

この悪循環の中にいるのなら

 

 

今ある考え方を

見直してみましょう。

 

 

 

考え方、その1

 

 

「自分で変えられないもの」を

変えようとしない。

 

 

 

「他人」と「過去」は

自分では変えられないので

 

 

いくら

相手に変わってもらいたくて            

夜も眠れないぐらい

悩んだとしても

 

 

憂うつさが増すだけで

相手が変わることはないのです。

 

 

 

だったら

自分が変われば

相手も変わるのか?

と言うと

 

 

それは何とも言えません。

 

 

 

それよりも確かなことは

 

相手に期待しなくなったら

 

 

気持ちがラクなって

よく眠れるようになるし

食事は美味しいし

 

 

だから

憂うつさなんて

何処かへ飛んでいく

ということです。

 

 

 

たとえ

状況は変えられなくても

 

 

気力や体力が

今より充実したら

それでOKじゃないでしょうか。

 

 

 

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考え方、その2

 

 

「今ある性格を変えなきゃ」と

思い込まないこと。

 

 

上手くいかないのは

この性格のせいだ、と

否定から入るとしんどくなります。

 

 

 

たとえば

 

 

内向的な人が

「社交的にならなきゃ」と

 

 

冷や汗をかきながら

慣れない人前に出て

 

 

いつもより

たくさんおしゃべりする努力を

したとします。

 

 

 

それが短時間なら

なんとかなっても

 

 

長い時間継続しようとすると

 

 

また、

いつもの性格が顔を出し

 

 

恥ずかしさや居心地の悪さから

 

 

前より一層

一人になりたい気持ちが

強くなるのです。

 

 

 

性格を変えようと

ムキになるほど

 

 

なぜか「自分らしさ」が

際立ってきて

 

 

否応なく

本来の自分の性格と

向き合うことになるんですね。

 

 

 

性格を変えるのは

その人の個性を否定することだから

 

難しいのは当然なのです。

 

 

***

 

 

考え方を見直すとき

手をつけていいのは

 

 

今すぐにでも

取り組める問題。

 

 

表面に出て

誰が見てもわかる問題からです。

 

 

つまり

 

 

心より体に表れているもの。

 

過去よりも現在のこと。

 

他人より自分のため。

 

という

優先順位があるのです。

 

 

 

もちろん

深く掘り下げて

問題の根本をつきとめるのも

大切ですが、

 

 

 

その前に

心が疲弊しきっていたら

 

 

いくら頭で考えようとしても

 

 

同じ考えがグルグル回るだけで

解決からは遠くなってしまうのです。

 

 

 

だから、そんなときは

いっそ考えるのをやめて

リラックスし

 

 

体の回復を優先した方が

問題解決には近づきます。

 

 

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まとめると

 

 

変えられない過去のことは置いといて

今起きていることに目を向ける。

 

 

 

コントロールできない他人の感情は

置いといて

 

自分が機嫌よくいられるように

コントロールする。

 

 

 

こんなふうに考えて

 

 

少しずつ現れる

現状の変化を

楽しんでくださいね。

 

 

 

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批判からは何も生まれない

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思わず人を批判するときって

どんなことを考えていますか?

 

 

純粋に相手のことを思って言ってる

 

 

そう自信を持って言えますか?

 

 

 

奈良県天理市で心理セラピストをしている

ADOです。

 

 

 

冷静になって考えてみると

どこかに怒りや苛立ちが

隠れていたりしませんか?

 

 

 

本当のことを

言ってあげてるからいいとか

 

 

相手のためを思って

言ってるのだからいいとか

 

 

体裁のいいことは言えますが

 

 

 

それを言っているときに

相手を責める気持ちが

少しでも含まれていれば

 

 

それは「批判」なのです。

 

 

 

確かに

お互いに思ったことを

率直に言い合える関係は

気楽で長続きしそうに思えます。

 

 

相手の顔色を気にして

思ったことが言えないようでは

一緒にいても

疲れてしまいますから。

 

 

 

ただ、

こんな調査結果もあるのです。

 

 

アメリカの数千組のカップルの

離婚原因について調査したところ

 

 

 

経済的問題や子どもの教育問題や

嫁姑問題をおさえて

 

 

ダントツトップだったのが

批判、軽蔑、無視などの

コミュニケーション問題でした。

 

 

中でも

相手の性格の弱点をつく

批判が目立ちました。

 

 

 

この結果から

 

 

いくら気の置けない関係であっても

 

 

批判は相手を傷つけ

関係を悪化させるだけで

 

問題解決にはならないことが

わかります。

 

 

 

それもそのはず

 

 

批判や悪口の正体は

「自分の心の不安を投影している」に

過ぎないからです。   

 

 

 

幼い子が

体のどこかをぶつけて

「痛い、痛い」と泣いたら

 

 

お母さんが

ぶつかった対象物をたたいて

怒るふりをして

子どもを慰める・・

 

 

そんな手を使うことがあります。

 

 

すると、子どもも

同じように対象物をたたいて

痛みを忘れ

泣き止みます。

 

 

 

これは

怒りの対象を物に置き換えることで

痛みを忘れる

防衛機制」の一つです。

 

 

 

そして、

大人になってからも

ストレスを受けて

ひとりで抱え切れなくなると

 

 

子どもの頃のように

防衛機制」を使って

周りを責めることがあるのです。

 

 

 

つまり

人の弱点や欠点を見つけて

批判するのは

 

 

心が不安のために退行するから

なんですね。

 

 

 

だから

ついつい相手を

批判的な目で見てしまう時

 

 

自分には

何かストレスがあって

不安を感じているんだ・・と

気づくチャンスでもあります。

 

 

 

その不安が何なのか

探ってみてください。

 

 

 

逆に

自分が批判されて苦しい時は

どういう気持ちで

対処すればいいのか。

 

 

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そんなときには、

批判は単なる「相手の感情」だと

考えてみてください。

 

 

 

それが親や配偶者や上司のように

 

 

自分のことを

よく知ってくれている相手であっても

 

 

いつも正しいことを言っているとは

限りません。

 

 

 

なぜなら

そのときの気分によっては

 

 

数ある言葉の中から

わざわざ批判的なものを選んで

こちらの気持ちを

傷つけることもあるからです。

 

 

 

批判されていると

苦しい気持ちになりますが

 

 

そんな時

思い出してほしいのが

 

 

実は

相手も苦しい状態にあるということ。

 

 

 

批判しながら

自分のイヤな部分を

あなたに投影しているのですから。

 

 

だから、

批判されても

 

 

あくまで個人の意見であって

絶対的に正しいわけではないと

 

 

相手はストレスに負けているんだと

 

 

余裕を持って

捉えてみてくださいね。

 

 

 

そのうえで

批判が続くときには

 

 

「共感してみる」というのも

 

受け流すにはいい方法です。

 

 

 

 

批判に共感するってどういうこと?

 

 

そう思われたでしょう。

 

 

 

 

つらい時に共感されると

つらい気持ちが緩和されるように

 

 

 

腹が立ったり、悩んでいる時も

共感されると

気持ちが緩和されるのです。

 

 

 

マイナスの感情に

マイナスで向き合っても

どんどん悪い方向へ

流されてしまうだけなので

 

 

 

それなら

いっそ共感して

マイナス感情を打ち消してしまう方が

その場で食い止められますよね。

 

 

 

 

批判されたら

 

 

「そうか。その通りかもね」

「なるほど。そうかもしれない」

 

 

そう言って共感すると

 

 

相手も攻撃する気を

削がれてしまうはずです。

 

 

 

それ以上の攻撃を避けられたら

最小限の被害で済みますから

 

 

戦わずして共感する

 

 

ぜひお試しください。

 

 

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変わりたくても変われないのはなぜ?

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もっと明るい自分になりたい

もっと自分を好きになって

前を向いて歩きたい・・

 

 

そう思っても

 

 

なぜか

変われない自分がいます。

 

 

 

奈良県天理市で心理セラピストをしている

ADOです。

 

 

 

理想の姿はあるのです。

 

 

それなのに

理想に近づこうとすると

 

 

同時に

それを拒否する気持ちが湧いてきて

なんとなく元へ戻されてしまう・・

 

 

そんな経験はありませんか?

 

 

 

 

これは

変化することで

これまでと人生が変わることに

 

 

脳が抵抗しているからなんですね。

 

 

脳には

呼吸や心拍や脈拍などを

一定に保つ「恒常性」があり

 

 

一定にしなければ

命に関わることがあるので

変化することを極端に嫌うのです。

 

 

 

だから

変化したければ

脳がそれを受け入れることが必要で

 

 

 

抵抗がなんなのかを

見つけ出さないといけません。

 

 

 

まずは

「わたしには抵抗がある」と

自覚すること。

 

 

 

そうしないと

せっかくの努力が

無駄に終わることもあるからです。

 

 

 

たとえば

自分を変えるために

 

 

自己啓発本を読んだり

セミナーに通ったりしても

なんの効果も表れないときは

 

 

 

心の奥底にある抵抗が

足を引っぱっているのです。

 

 

 

アクセルを踏みながら

ブレーキを踏んでいる

そんな状態。

 

 

 

 

では

抵抗とはどんなものでしょう。

 

 

 

まずは

「本当にうまくいくのだろうか?」

という自信のなさ。

 

 

 

努力したって

結局はうまくいかないんじゃないの?

 

 

どうせ頑張ってもうまくいかないなら

やらないほうがまし・・

 

 

という抵抗が

努力の邪魔をするのです。

 

 

 

次に

「頭ではわかっているけど

実践するのは難しい」という考え。

 

 

やる前から

無理と思って

行動にブレーキをかけようとします。

 

 

 

 

そして最後に

「やってはみたけど、うまくいかなかった」

という失望感。

 

 

 

始めのうちは

うまくいったように思えても

 

 

途中からまた

元に戻ってしまったように感じること。

 

 

 

***

 

 

以上のような抵抗があると

 

 

行動したくても

なかなか足が一歩前に

踏み出せなくなるんですね。

 

 

 

では

どうやってこの抵抗を

取り除いたらいいのでしょう。

 

 

 

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実は抵抗というものは

 

 

実際にある「障害物」では

ないんですね。

 

 

勝手に私たちの心が

そう感じているだけで

 

 

もともと

そんなものは

存在しないのです。

 

 

 

 

だから

 

「本当にうまくいくだろうか?」と

心が抵抗したら

 

 

「この挑戦に

合格・不合格はない」と

言ってみてください。

 

 

 

1週間続けて

変化がよくわからなかったとしても

不合格ではありません。

 

 

何もしないより

やった分だけ

確実に良くなっている

そう思えばいいのです。

 

 

 

 

「頭ではわかっているけど

実践は難しい」と抵抗するときは

 

 

 

「本当は頭で考えるより

やってみる方が簡単」と

言ってみてください。

 

 

ただし

完璧にやろうとしないで。

 

 

ちょっとでも出来たら

出来た自分をほめてあげましょう。

 

 

その積み重ねが

大きな変化へと繋がっていきますから。

 

 

 

 

 

「やってみたけど、

また元に戻ってしまった」というときは

 

 

脳には恒常性があることを

思い出してください。

 

 

 

せっかく新しい自分になりかけても

脳がそれ以上の変化を

受け入れたがらないのです。

 

 

 

新しい自分が定着するには

最低でも2か月ぐらいはかかると

覚悟しておいてくださいね。

 

 

 

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だから

元に戻るのは仕方ないとして

 

 

そのときに

ただ諦めてしまうのではなく

 

 

どうして戻ってしまったのか

その理由ときっかけを

知ることが大切です。

 

 

あのとき

これで挫折したんだ・・と

把握しておくと

 

 

次からは

そこに注意が向くようになるので

同じ間違いは起きにくくなります。

 

 

 

 

もちろん

変わりたいと思って

すぐに変われたら

それが一番ですが

 

 

ゆっくりだっていいのです。

 

 

急には変われないなら

 

 

少しずつでも

歩を進めて行けば

必ず目的地に到着します。

 

 

 

歩く途中で

つまずいたり

 

 

時には転んでしまうことが

あるかもしれないけど

 

 

そこで

引き返したら

挑戦は終わってしまいますよね。

 

 

 

引き返すぐらいなら

少し休んで

また歩き出した方が

 

 

景色も変わって

楽しいと思いませんか?

 

 

 

急がず諦めず

着実な歩みで

変化を楽しみましょうね。

 

 

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誰にでもある「心の急所」

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責められると

弱い部分を「急所」と言いますね。

 

 

心にも「急所」があって

 

 

そこは

触れられると

過敏に反応してしまう部分です。

 

 

 

奈良県天理市で心理セラピストをしている

ADOです。

 

 

 

心の急所は

過去に経験した傷と繋がっています。

 

 


小さい時から

周りと比較され

それがつらかった人にとっては

 

 

競争することが

急所となりますし

 

 

 

身体的なコンプレックスを指摘され

嫌な思いをした人にとっては

 

 

ちょっとでも

その話題が出ると

 

 

まるで

その時にタイムスリップしたように

嫌な気分に襲われます。

 

 

 

でも、

そんなときのために

 

 

私たちは、それぞれに

心の急所を守る「プロテクター」を

持っていたりするのです。

 

 

 

それは

自分が意図して

身につけることもあるし

 

 

知らず知らずのうちに

身につけていることもあります。

 

 

 

このプロテクターのことを

心理学では

防衛機制」と呼んでいます。

 

 

 

 

イソップ童話に出てくる

「酸っぱいブドウ」のお話は

ご存知ですか?

 

 

 

お腹を空かせたキツネが

たわわに実ったブドウを食べようと

何度も飛び上がるのに手が届かず

 

 

怒りと悔しさから

「どうせこんなブドウは

酸っぱくてまずいだろう。

誰が食べてやるものか」と

負け惜しみを言いながら

去っていくお話。

 

 

 

これは

自分の能力の低さを認めたくないから

対象を貶めることで

自分を守ろうとする

防衛機制なんですね。

 

 

 

これ以外にも

防衛機制には

いろいろありますが、

 

 

 

使い方がまずいと

他人や自分自身を

傷つけることになりかねません。

 

 

 

たとえば

 

 

なにか酷いことを言われて

言い返したいのに

言い返せなかった時

 

 

なぜか

その件とは関係のない

自分より弱い人に対して

八つ当たりしてしまうこと。

 

 

 

または

 

 

つらい出来事を

誰にも話せず

心の奥底にしまい込んで

鍵をかけたはずなのに

 

 

いつか

思いがけないところで

爆発してしまうこと。

 

 

 

 

こんなふうに

 

 

未熟な防衛機制

怒りや攻撃になって

現れることがあります。

 

 

 

でも、大丈夫。

 

 

成熟した防衛機制なら

 

 

自分を守りながら

周りにいい影響を

与えることもできますから。

 

 

 

それは

 

 

自分が経験した

苦しい出来事やネガティブな感情を

 

 

みんなにとって

いいカタチに変換すること。

 

 

 

たとえば

 

 

いじめにあって苦しんだ人が

大人になって

 

 

いじめに苦しむ子どもを助ける

心理カウンセラーになるとか、

 

 

 

結ばれない恋に悩んだ人が

その胸の痛みを歌にする

ミュージシャンになるとか・・

 

 

 

こうすることによって

自分が癒されるだけでなく

 

 

同じように苦しむ人の

救いにもなるのです。

 

 

 

そこで

 

 

どうすれば

成熟した防衛機制

身につけられるでしょう。

 

 

 

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そのためには

 

 

「すべては過去の出来事」と

脳にきちんと教えてあげることです。

 

 

 

過去の出来事は

どんなに後悔しても

 

 

時間を巻き戻して

やり直したいと願っても

 

 

どうすることもできませんよね。

 

 

 

・・かと言って

そのつらかった出来事が

追いかけて来ることもないのです。

 

 

 

それなのに、なぜ

今苦しまなければいけないのか

というと

 

 

 

私たちの脳が

 

 

ずっと昔に終わった出来事でも

 

 

まるで

たった今経験しているかのような

勘違いをしてしまうからです。

 

 

 

今感じている不安や不快感が

もう過ぎたことだとわかれば

それでいいのですが、

 

 

 

心の中に

過去の傷をしまい込んでいると

 

 

脳には

その感情が

過去なのか現在なのか

わからなくなってしまうんですね。

 

 

 

普段は

ちゃんとわかっているつもりでも

 

 

お酒に酔ったり

疲れが溜まっていたり

気持ちがふさぎ込んでいる時には

 

 

認識できなくなるのです。

 

 

 

 

だから、そんなときには

 

 

「心の傷はもう過去のことだよ」と

言い聞かせてあげましょう。

 

 

 

声を聴くことによって

 

 

脳の中にある

感情と記憶の中枢に届きますから。

 

 

 

「大丈夫。大丈夫。

もう終わったことだから。

今の私は安全に守られているから」

 

 

 

それでも、脳は

また勘違いをするかもしれません。

 

 

なんといっても

勘違いの時間の方が

長かったわけですから。

 

 

その慣れ親しんだ状態の方が

脳にとっては快適なのです。

 

 

 

 

だから、余計に

言い聞かせることが必要で

 

 

脳の勘違いが治るまでは

1日に何度でも

言ってあげてください。

 

 

根気よく、根気よく・・

 

 

 

すると

耳や顔の表情筋などの細胞が

はじめに気づき

 

 

 

そうなって、ようやく

脳細胞も気づいてくれるでしょう。

 

 

 

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心のバリア機能

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心と皮膚とはよく似ています。

 

 

たとえば

皮膚をとがった何かで

突いていると

 

 

その部分が赤く腫れあがって

 

 

その後

ちょっと触れただけでも

痛みを感じますよね。

 

 

 

 

奈良県天理市で心理セラピストをしている

ADOです。

 

 

 

 

心もそれと同じで

ストレスを与え続けると

 

 

ちょっとしたことにも

敏感に反応して

痛みを感じるようになります。

 

 

 

人の言葉や態度に傷つきやすいのは

 

 

心が繊細になり

少しの刺激にも

反応してしまうからです。

 

 

 

 

「人生苦あれば楽あり」

と言われるように

 

 

誰にでも、

いい時と悪い時がありますよね。

 

 

ただ、

その受け止め方は

人によって違います。

 

 

 

 

「心が健康」なときに

 

 

悪いことが起きても

長く引きずらず

すぐに受け流せるのは

 

 

心のバリア機能が働いて

心を傷つけるウィルスを

排除できるから。

 

 

 

逆に

心の免疫力が落ちて

繊細になっているときは

 

 

 

悪いことを

自分の中に取り込んで

 

 

自分を責めるか

誰かに対して怒りをぶつけるか

どちらかになるのです。

 

 

 

 

心のバリア機能とは

自尊感情」のこと。

 

 

 

自尊感情が落ちると

心は繊細になります。

 

 

繊細になると

気持ちはネガティブに傾きやすく

 

 

物事をなんでも悪い方へ

考えるようになるのです。

 

 

 

****

 

 

 

自尊感情を取り戻して

心のバリア機能を上げるには

 

 

 

「自分」と「他人」とを分けて

考えることが必要です。

 

 

 

 

「他人」と聞くと

なんだか冷たい響きなので

 

 

家族や親しい人を「他人」の括りに

入れるのに

ちょっとためらいを感じますが

 

 

 

実際のところ

その人の人生は

その人しか生きられませんよね。

 

 

だから、

自分以外の人はすべて「他人」と

考えるしかないのです。

 

 

親子・夫婦・恋人同士であってもです。

 

 

 

 

よくやってしまうのが

 

 

親が「子どもの幸せ」と「自分の願望」とを

混同すること。

 

 

 

この境目がわからなくなると

子どもを自分の思い通りに

コントロールしようとして

摩擦が起きるんですね。

 

 

 

子どもも

別の人格を持った一つの個体ですから

 

 

 

お互いが

それぞれの人生を必死に生きる

「人間同士なんだ」という認識を

忘れてはいけません。

 

 

 

また、親子以外であっても

 

 

「他人」を尊重するのは同じです。

 

 

 

 

もちろん、

他人だから無関心でいい

という意味ではないし、

 

 

自分にとって大切な人には

関心と愛情を持って接することに

変わりありません。

 

 

 

ただ

 

その人の感情を変えようとか

自分の思い通りにしようとか

思わないように。

 

 

他人の感情は他人のものだから。

 

 

 

そこで

他人と自分を線引きするコツについて

お話しますね。

 

 

 

 

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誰かに言われた一言が気になって

そればかりを考えてしまう時

 

 

「○○さんにあんなこと言われたからって

どうってことない」

「私の人生に大した影響はない」と

 

 

声に出して言ってみてください。

 

 

 

 

 

お金で損をしてしまった時も

 

 

「あのぐらいのお金どうってことない」

「むしろ、あれだけで済んでラッキー」

 

 

 

 

 

お別れの後、落ち込んだ時も

 

 

「別れてよかった」

「おかげでいい経験ができた」

「きっと、もっといい出会いがある」

 

 

 

****

 

 

声に出すと

 

脳がその言葉を聞いて

現実と勘違いする効果があります。

 

 

 

また、

声に出さずに心で思った時には

 

 

口角をあげるようにすると

 

 

脳がその表情筋の動きから

喜んでいると認識するので

 

 

これもまた

勘違い効果があります。

 

 

 

 

とにかく

ひとつの嫌な感情を手放せずに

ずっと持ち続けていると

 

 

 

次々に嫌な感情が

湧きおこってくるので

 

 

 

そうなる前に

なんとか止めないといけません。

 

 

 

 

ネガティブが頭の中に浮かんだら

 

 

それを否定する言葉を

 

 

声に出すなり、

心で思って口角をあげるなり

文字に書いて読むなりして

 

 

どんどん

書き換えていってください。

 

 

 

続けていると

心のバリア機能が高まって

 

 

悪い言葉のウィルスが

あなたの中に

侵入しにくくなるでしょう。

 

 

 

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あまり原因探しをしないこと

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何かつらいことがあると

 

 

どうして

こうなってしまったのか

原因を考えますよね。

 

 

原因が見つかって

それを取り除けたときは

スッキリしますが

 

 

取り除けなかったときは

どうでしょう?

 

 

 

奈良県天理市で心理セラピストをしている

ADOです。

 

 

 

 

原因は

過去に起きたことなので

 

 

いくら今

そのことを考えても

どうにもならないものなのです。

 

 

 

 

それにしても

このまま我慢するのもイヤだし、

 

 

こうなった原因が

自分以外にあるのなら

 

 

どうにかそれを見つけて出して

取り除きたい

 

そう思います。

 

 

 

原因は、きっと

 

「あの人が、わたしに△△だったから」

 

「あのとき、〇〇してくれていたら

こんな気持ちにならずに済んだのに」

 

 

・・・

 

という

誰かによってもたらされた不快感。

 

 

 

この状態に陥りやすいときの心理は・・

 

 

==============

人のことを気にしすぎて

自分を優先できない。

==============

 

 

内心では気が進まないし

断りたいと思っているのに

 

 

相手にどう思われるか

気になってしまい

「No」と言えないとき。

 

 

 

==============

人に対して批判的になるとき。

==============

 

 

自分はちゃんとしているのに

 

 

ちゃんと出来ない人や

迷惑をかけてくる人を見ると

モヤモヤする。

 

 

自分は正しいけど

相手は間違ってる

 

 

そんなふうに

批判したくなるとき。

 

 

*****

 

 

 

たとえば

それを直接相手にぶつけたとして

変わってくれるでしょうか?

 

 

納得してくれたらいいけど

 

 

もしも、あなたが

「間違ってるから、○○してほしい」

と言われる立場だったら

 

 

素直に相手のために変わろうと

思いますか?

 

 

 

人に言われて変わるのって

本当にむずかしいんですよね。

 

 

 

それなら

 

 

不満を感じている人の

受け止め方を変えた方が

理にかなっていると思うのです。

 

 

 

自分自身が変わる ということ。

 

 

 

むずかしそうに

聞こえるかもしれないけど

 

 

段階踏んで続けていけば

 

 

少しずつ

変わる手ごたえが感じられるし

 

 

気持ちはずいぶんラクになりますよ。

 

 

 

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このときの注意は

 

 

あくまで

 

自分が変わるためのワークだから

他人への不満は入れないこと。

 

 

例として・・

 

 

 

〈〈 ステップ1 〉〉

現状の自分の不満な点を書く。

 

○○さんから言われたことが気になって

 

夜もよく眠れないし

気がついたら、そのことばかり考えている

自分を変えたい。

 

 

 

 

〈〈 ステップ2 〉〉

それに代わって、どんな自分になりたいか。

 

○○さんに言われたことを気にしない。

 

または、すぐに忘れられる。

夜はよく眠れるし

気がついたら、

 

○○さんから言われたことを忘れて

 

もっと楽しい何かについて考えている。

 

 

 

 

〈〈 ステップ3 〉〉

どうしてそうなれるのか。

 

 

○○さんは○○さんで

わたしはわたし。

 

わたしが○○さんの人生に

影響を与えられないように

 

○○さんもわたしの人生に

 

影響を与えることは出来ないから。

 

 

*****

 

 

 

以上のように

 

現状の不満 → なりたい自分 → そうなる理由

の順で書き出していきます。

 

 

 

「そうなる理由」のところは

 

 

納得して行動する部分なので

特に大事です。

 

 

「これ」という正解はありませんから

 

 

自分がしっくりくる理由を考えて

書いてみてください。

 

 

 

 

成功のポイントは

 

自分を大切に考えて

なりたい自分を決める。

 

 

そして

続けることです。

 

 

 

一旦書き出したら

毎日それを眺めて

 

または

声に出して読んでみてください。

 

 

その考え方と行動が

自分のものになったとき

 

 

今の悩みがウソのように

消えていることでしょう。

 

 

 

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劣等感を手放したい

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劣等感って誰にもあると思います。

 

 

だた、

それが強いか弱いかでしょう。

 

 

 

奈良県天理市で心理セラピストをしている

ADOです。

 

 

 

社会的に成功していて

誰もがうらやむ

生活をしている人が

 

 

他人からのちょっとした一言で

激怒することがあります。

 

 

こんなとき

その人の心には

触れられたくない劣等感が

あったと思われます。

 

 

弱いところを突かれて

思わず防御反応が働いたのでしょう。

 

 

 

 

劣等感とは

パンパンに膨らんだ風船のように

センシティブなもので

 

 

不用意に刺激すると

破裂します。

 

 

 

 

でも、

大抵の人が持っているものだし

 

 

必ずしも悪いものとも限りません。

 

 

自分の足りない部分を認めて

補おうとすれば

 

 

良いエネルギーにもなるからです。

 

 

 

 

 

とは言っても

 

「自分は人より劣っている」と考えるのは

 

 

自尊感情が高くない

というのも事実です。

 

 

 

 

劣等感でいけないのは

 

 

自分は周りに比べて

「特に」劣っている、とか

 

自分「だけ」が持っていなくて、

周りの人は持っている

 

という捉え方をすることです。

 

 

こうなると

被害者意識と攻撃性が出てきて

 

 

先程の例のように

ちょっとした一言で

激怒することが起きるのです。

 

 

 

 

 

では、

 

劣等感を刺激して

モチベーションを上げることは

できるでしょうか?

 

 

 

よく「ハングリー精神」と言われますが

 

 

貧しい暮らしや

恵まれない環境などの

 

 

逆境をバネに

成長する人がいます。

 

 

 

本人だけでなく

 

 

聞く人に勇気を与える

美談として語られることも

多いですよね。

 

 

 

 

ですが、

この手の成功を収める人って

 

 

自尊感情がもともと高く

 

 

逆境にいても

劣等感を刺激されても

 

 

それを原動力に

成長する力があるから

成功するのです。

 

 

 

 

もし、これが

自尊感情の低い人だったら

 

 

原動力になるどころか

「どうせ自分なんて・・」と

自信をなくし

 

 

ますます

心を閉ざす恐れがあるので

 

 

劣等感を刺激するのは

あまりいい方法とは言えません。

 

 

 

 

 

それと

年齢を重ねるごとに

 

劣等感に対する耐性は

弱くなっていくんですね。

 

 

 

なぜなら

 

自分は人より劣っている・・と

自分を責め続けると

 

動悸が速まり

呼吸も浅くなり

 

心臓や肺に負担がかかるからです。

 

 

 

 

若い時なら

体力があるので

 

 

劣等感を克服するために努力し

成功することもできますが

 

 

 

年齢を重ねると

その分、体力も落ちてしまい

 

 

劣等感を克服する前に

体が耐えられなくなってしまうんですね。

 

 

 

ですから

中高年を過ぎたら

 

 

「ハングリー精神」なんて言ってないで

劣等感みたいなものは

あっさり手放しましょう。

 

 

 

そこで

どうやって

手放せばいいのか

 

 

 

 

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それには

開き直ることです。

 

 

 

劣等感が生まれる背景には

物事の判断基準に

 

 

「優劣」や「良し悪し」で分けようとする

考え方があります。

 

 

 

でも、

この「優劣」「良し悪し」は

その人の育った環境や時代によって

大きく違ったりしませんか?

 

 

 

こんなものは役に立たない

と思われていたものが

数年後に脚光を浴びたり

 

 

一世を風靡していたはずが

翌年には影を潜めて

忘れられてしまうことだってあるように

 

 

「優劣」「良し悪し」は

その時々によっても変わります。

 

 

 

 

だから、

あなたが今捕われている

その価値観も

 

 

明日、時代遅れになっていても

不思議じゃないのです。

 

 

 

 

だったら、いっそ

開き直って

 

 

「人の良し悪しなんて

誰にも決められるもんじゃない」

声に出して言ってみてください。

 

 

 

声に出し、耳で聞いて

古い価値観を新しいものへ

書き換えましょう。

 

 

 

そのときに大切なのが

リラックスすること。

 

 

 

リラックスがむずかしいなぁ

・・というときには

呼吸法を使います。

 

 

 

ゆっくり吸って

ゆっくり吐き出す

 

 

 

これを繰り返すと

緊張が解けて

副交感神経が優位になります。

 

 

 

4秒で吸って

3秒ホールド

7秒かけて胸の中にたまった空気を

ゆっくりと吐き出してください。

 

 

 

この呼吸を何度か繰り返した後に

 

 

 

「人の良し悪しなんて

誰にも決められるもんじゃない」と

言うと

 

 

 

劣等感が体の中から

出ていくのを感じることができます。

 

 

 

ぜひ、習慣にしてくださいね。

 

 

 

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