ストーリーを生きる

人は、それぞれに
与えられた環境の中で
その人の人生を生きていますが、

ストーリーの中で生きているのか
どうかによって、
人生の意味がちがってきます。

ストーリーとは何かって?

それは、自分でプロデュースする
人生のことです。

あるところに、
Aさんという60代の男性がいます。
Aさんは、伝統芸能
担い手なのですが、
後継者がいなくて困っていました。

娘がひとりいたのですが、
後継者は
男子ときまっていたからです。

あるとき、前立腺にガンが見つかり、
闘病生活を余儀なくされました。

もし、
このまま自分が亡くなったら、
伝統芸能が、自分の代で
途絶えてしまう...

そんな不安な思いを抱えていたとき、
娘の妊娠が告げられました。
しかも、それが待望の男子だとわかったのです。

このあとの
Aさんの闘病に対する取り組みは
180度かわりました。

孫のため、伝統芸能の継承者を育てるため、
なんとしても病気を治さなければ!
自分が元気になって
伝統芸能をささえる!

そんなストーリーが生まれ、
夢の実現のために生きることを
選んだのでした。

このように、
具体的な目標を見据え
プロデュースする人生を
ストーリーとよびます。

 

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