過去の食事のとり方が、
現在の人格に大きく影響しているのをご存じですか?
最近はグルメブームですが、特別なときでなくても
日頃の食事から、ゆっくりと味わうことをしていますか?
あまり知られていませんが、
味覚というものは、他の五感にくらべると鋭敏ではないのです。
たとえば、目隠しされて、鼻をつままれた状態で食事をしてみると、
何を食べているのか、わからないといいます。
ひどい鼻づまりのときを思い出してみてください。
何を食べても味がわかりませんよね。
このように、食材の味は見た目、香りなど五感を総動員して
判断しているのです。
味覚は、食材と唾液が混ざり合ったときの
化学変化が起こすものです。
ですから、食材で味が決まるというよりは、
舌が味を決めると言ったほうが正しいです。
口の中がカラカラに渇いているとき、
何を食べてもおいしくないという点からも、
唾液の働きは大きいです。
唾液は、耳下腺・顎下腺・舌下腺の3か所から、
咀嚼の仕方に応じて分泌されます。
奥歯で噛んだら耳下腺。
顎全体を使ったら顎下腺。
前歯なら舌下腺というように。
過去の咀嚼が記憶されることで
唾液の分泌パターンが決まります。
味覚には、甘み・塩味・酸味・苦味・うまみの5種類がありますが、
東洋医学の世界では、
それぞれの味覚が特定の臓器に働きかけ、
人格形成にも深くかかわっていると考えられています。
甘み➡脾臓(無意識の領域の心地よさ)
塩味➡腎臓(慎重さ)
酸味➡肝臓(緊張感と我慢強さ)
苦味➡肺 (意志力や成長の力) というように。
つまり、味覚をきちんと感じ分けると臓器に伝わり、
臓器が人格形成を手伝うということです。
急いで早食いして、味がよくわからないまま飲み込んでいると、
臓器に対する働きかけがうまくいかず、
人格形成も未発達なままで終わってしまいます。
以上の理由から、咀嚼は大切です。
忙しいときでも、はじめの一口をしっかりと噛めば、
唾液がよく出るようになり、
その他の消化器官からも
消化液がたっぷりと出るようになります。
心と体の両面から、ぜひ実践してみてください。
brownie.ado@gmail.com
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