怒っても人は変わってくれない
この人には
なぜかいつもイライラさせられる
と思う人もいるし
この人は
なぜかいつも機嫌が悪い
という人もいます。
どちらも困りますが
前者は
自分がイライラをコントロールすれば
なんとかなるので
まだマシかもしれませんね。
「自分軸＋自己肯定感で生きやすく」
をお手伝いする
心理セラピストのADOです。
いつも機嫌の悪い人は
いつも何かに対して
怒りを感じています。
怒る理由はさまざまですが
共通して言えるのは
怒ることで
相手の行動を変えようとすることです。
確かに
怒りには即効性があるから
自分が望んだように
相手が変わってくれることもあります。
そこで
何かあったらすぐ怒る。
ただし
その効果は長続きせず
すぐに元に戻ってしまうので
今度は
𠮟り方が足りなかったのかと思い
さらに厳しく叱るようになる。
このようにして
怒りはエスカレートするのです。
怒られた経験のある人なら
わかると思いますが
言う事を聞くのは
これ以上怒りを長引かせないため
であって
特に納得しているからでは
ないんですね。
いつも機嫌の悪い人
怒りで相手を抑え込もうとする人には
そのことがわからないのです。
だから
そういう人に
怒りでは人は動かせない
と理解してもらうには
離れるのが一番です。
怒りをぶつけて
人が離れて行く経験は
言葉でいうより
いい薬になりますから。
相手が変わったのを実感しても
それは
相手が自主的に変わる決心をした
からで
怒りによって相手が変わった
と思うのは勘違いなのです。
ただ
そうとわかっていても
親しい間柄になる程
損をさせたくない
痛い目に遭わせたくない
という思いから
感情的に叱ってしまうものです。
仮に
うまくイライラを抑えて
冷静に伝えたとしても
変わってくれないこともあります。
そんな時は
たとえ身内でも
自分以外は他人だ
と思って本人に任せましょう。
たとえ損をしても
痛い目に遭ったとしても
それを解決できるのは本人でしかなく
あなたが悩んだからと言って
何も変わらないのです。
私たちが試されているのは
怒らず口出しせず見守れる
度量の大きさ
ということを
忘れずにいたいですね。
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