看護師さんとの会話から

 

 

昨日はがんセンターの日でした。

 

連休を挟んだこともあって

院内はすごい混雑。

 

こんな時

がん患者ってこんなに多かったんだ

と実感するのです。

 

 

 

しかも

 

長い順番を待って

採血や診察を受けてから

院外薬局へ処方箋を出しに行き

ようやく抗がん剤投与を受ける

 

この一連の動きを

 

自分の足で

こなせるのだけの元気がないと

 

通院治療を

受けることはできません。

 

 

初めて外来に来たときは

 

私も今より元気もなかったし

これが自分にできるのかな?

と面食らったものです。

 

 

 

それが今は

 

お弁当を作り

ひとりで高速を運転して

治療が継続できているのだから

 

ずいぶん回復したものです。

 

 

本当に

主治医の先生とがんセンターには

感謝しかありません。

 

 

 

そして

 

その日の治療が終わり

長い一日が終わろうとする時

 

 

いつもなら

忙しそうに作業に追われている

担当の看護師さんが

 

 

なぜか仕事の手を止めて

私の方に向き直り

話を始めたのです。

 

 

ちょっとした雑談で終わるだろうと

思っていたら

 

だんだん話が盛り上がり

 

いつしか話題は

患者さんへと移っていきます。

 

 

毎日たくさんの

患者さんと接するからこそ

いろんな思いがあったのでしょう。

 

 

治療の結果良くなる人と

残念ながらそうでない人がいて

 

 

そうでない人は

副作用のつらさしかないから

どうしても悲観的になる。

 

 

「どうして

普通に髪の毛のある人も多いのに

私のは生えてこないの?」

 

「どうして

他の人は元気そうなのに

私はこんなにしんどいの?」

 

 

と質問されたら

 

どう励ましていいのか本当に悩む

 

そう話してくれました。

 

 

投与された薬が合うか合わないかは

本人の頑張りとは関係ないし

 

 

私自身ここまで回復できたのも

運の要素が強かったと

思っています。

 

 

 

ただ

 

何かの参考になればと思い

 

一患者として

私がこれまで感じてきたことを

話してみることにしたのです。

 

 

 

私は半年以内に

寿命が尽きるかもと

言われていました。

 

 

そんな時思ったのが

 

残された時間は

自分のやりたいことに使おう

ということ。

 

 

鼻からチューブを通され

絶飲絶食だった時

 

 

病院のベッドの上で

やりたいやりたいと

考えていたのが

 

家に帰って家事をすることでした。

 

 

美味しいものを作って

自分と家族に食べさせたい

 

 

家の中をきれいに磨いて

快適な空間をつくりたい

 

 

ちょっと前まで

当たり前だったことが

 

 

その時の私には

夢のように思えたのです。

 

 

 

そうして

 

念願の家に帰ってからは

家事のできる毎日が感動の連続で

 

病気で苦しいというより

 

 

少しずつ

できることを増やすのが

楽しみになっていきました。

 

 

 

私の考え方のベースには

 

寿命は

自分で決められなくても

 

残された時間を

笑って過ごすか泣いて過ごすかは

自分で決められる

 

というのがあって

 

 

笑う方を選んだら

たまたま今日になっていた

と感じています。

 

 

何かの参考になればいいのですが。

 

 

看護師さんといいお話ができて

また幸せをもらえた

 

そう感じる一日でした。