今年も巡ってきた誕生日



 

この歳になると

なかなか

誕生日を喜べなくなるものですが

 

私にとっては嬉しい一日です。

 

 

今朝も

家族や友人から

おめでとうメッセージが届き

あたたかい気持ちになりました。

 

 

 

ガンが見つかったのが

59歳と4か月で

 

半年もつかどうかわからないと

言われた時は

 

還暦を迎えるのは無理かなぁ

 

と思いました。

 

 

それなのに

あれから1年8か月も

生きてしまったのですから

 

本当に不思議と言おうか

有難いです。

 

 

 

私のような病人が長生きするには

 

生きる目標を持つことが大切

とよく言われます。

 

 

私の経験から言うと

 

壮大な目標は

かえってプレッシャーになるので

 

実現可能な

小さな目標をいくつか持つのが

いいんじゃないか

 

と思います。

 

 

 

始めの頃は

十二指腸が詰まって

食事が制限されていたので

 

調理法を工夫してでも

なんとか

食べ物を美味しく食べたい

 

そればかりを考えていました。

 

 

すると

 

十二指腸にステントを入れ

通り道を広げてもらったお陰もあり

 

間もなく

固い物でも繊維の多い物でも

受け付けられる体になりました。 

 

 

そうやって栄養が摂取できると

体の調子も良くなってくるので

今度は体が動かしたくなりました。

 

 

試しに

夫を相手に軽く

テニスボールを打ち合ってみると

 

これが意外に調子よく

 

 

そうこうするうちに

友人から声をかけてもらい

 

諦めかけていたテニスを

再開することになりました。

 

 

あの頃には

とても想像出来ませんでしたが

 

 

今ではもうすっかり

ライフワークのように

毎週末テニスコートに通っています。

 

 

 

そんな日が続くと

 

いつしか

余命宣告されたことさえ忘れ

 

空き家のまま放置されていた

母屋を復活させて

 

最後の住処にしようとしています。

 

 

こんなふうに

 

いつも目の前に小さな目標があり

 

それに向かって進んでいった先が

今の自分だったのです。

 

 

 

同じステージ4の膵臓ガンで

 

真摯に治療と向き合ったのに

助からなかった人もいて

 

というより

そんな人の方が多い現実を考えると

 

 

ここまで生きて来られたのは

本当に恵まれている

 

そう思います。

 

 

 

今年の目標は

 

リフォームした家で

来年もまた

誕生日を迎えられること。

 

 

ただ地道に

毎日を生きることが

私にとっての幸せであり

 

 

そのことで

 

闘病中の方、またそのご家族の

励みになれるなら

これ以上の喜びはありません。