
長い夏休みも終わりを告げ
周囲が
いつもより静かになったと感じます。
まだまだ暑い毎日ですが
こんなところにも
秋の気配を感じますね。
今日は
夫は週に一度の外来診療日でしたが
私は治療スキップのため
家でのんびり過ごしました。
がんセンターに行く日は
朝七時に家を出て
渋滞の高速道路を
一時間半かけて運転していくので
スキップの日は正直ホッとします。
こうしてパソコンに向かいながら
窓の外を見上げ
真っ青な空に
ぽっかり浮かんだ白い雲を見ると
ああ、
今日も元気にこの日を迎えられた
と実感するのです。
普段は
なんでもないと思えることが
そうではないと気づかされるのは
身の回りで
命の火が
消えかかっている人の話を
聞いた時。
私の病気は
そうめずらしくありませんが
致死率が高いのは確かなようで
治療を始めて2年近くになりますが
周りでそういう話を
ちょくちょく聞きます。
最近も
SNSで知り合った
同じ膵臓ガンの人が
治療をあきらめて
緩和ケアに移されたそうです。
ご本人はいつも前向きで
病気に打ち勝とうとされていたのに
「医者が白旗をあげた」
と言っておられました。
残念ですが
誰も運命に逆らうことは
出来ないのです。
「奇跡を信じる」
と言う人がいますが
私は奇跡は起きないと思っています。
強く念じれば
目の前の現実が変わる
それはそうかもしれませんが
私は
変えよう変えようと執着する方が
疲れだけで
時間の無駄になる気がします。
先が短いのなら余計に
何ものかに囚われることなく
自由な心でいることを
選択したいのです。
ガン患者の人と繋がると
同志を得たようで
お互いが支え合っているような
気持ちになり
その人の動向が気になる。
だから
その人に何かあると
落胆が大きいわけです。
これは
自分が病気になる前の
「どこか他人事」というのとは違い
「自分事」に
置き換えてしまうからでしょう。
そんなときは
しばらく落胆するに任せて
そのあとは
いつもの現実的な自分に戻り
私たちは
遅かれ早かれこの世を去るんだから
いつ去ることになってもいいように
今を楽しんで生きようと
思い直すのです。
平凡な毎日が送れることに感謝して。