
先週が
主治医との最後の診察日でした。
以前にも書いた通り
主治医は4月から別の病院へ転勤となり
それに伴い
私の主治医も変わります。
春は出会いと別れの季節。
学校や職場だけでなく
医師と患者との関係でも
同じことが起こるものなのですね。
病気の発覚から2年半。
大変な時期を乗り越えられたのも
毎週繰り返される会話の中で
時々笑える時間が持てたのも
全部お互いの信頼関係の上に
成り立っている
そう思っていたので
今回のことはやはりショックで
同じように感じている患者は
少なくないと思います。
そこで
最後に聞いておくことはないか
と考え
「私のような膵臓ガン
ステージⅣの患者さんは
今どうされているんですか?」
と前から聞きたかった質問を
ぶつけてみると
「厳しいことを言うようですが」
という前置きがあった後で
大体皆1年半で亡くなっていること
それ以上の生存確率は
1割程度であること
そして
私の今の抗がん剤も
いずれ合わなくなる時が来て
そうなったら
また別の抗がん剤を試すだろう
という主旨の説明がされました。
そうか。やっぱり・・
そう納得しつつ
こういう言いにくいことを
はっきり言ってくれるところが
この先生の良いところなんだな
と思ったりもしました。
今の抗がん剤は
副作用も比較的穏やかで
その分活動的に生活できているので
できれば変えたくないのですが
もしも
合わなくなってしまった時の
心の準備は
しておかないといけない
と改めて思いました。
ガンというのは
本当に一筋縄では行かない病気で
山と谷が交互に現れ
何かあるたびに
その人の心の在り方が
試されている気がします。
死というものが
少し先にあって
どんなふうに
人生を締めくくりたいのか
それを考える時間をくれるのも
またガンなのだと思うのです。
最後に主治医は
「治療はこれで終わりになったけど
普段の生活で何かあったら
いつでもご連絡ください。
どこかへ遊びに行った時の
話でもいいですよ」
と言ってくれました。
確かに。
せっかくのご縁なので
夫と二人
奈良の宇陀市にある「又兵衛桜」を
見に行った時の写真を
添付して送ろうかな
と考えています。