共感健康法
わけもなく疲れやすい。
なんとなくイライラしたり、
不安になったりする...
そんな症状の方に
今日はちょっと人体のお話を。
脳は大きく分けると、
大脳、小脳、脳幹の3つでできています。
それぞれの働きは、
大脳が、記憶、問題の解決、思考、感情、動きの制御。
小脳が、調整とバランスの制御。
脳幹が、呼吸、消化、心拍数、血圧など、
自律神経の働きを制御しています。
では、人に共感するときには、どの部分を
使っているでしょう?
答えは脳幹です。
脳幹内部の視床下部にこの「共感回路」があります。
呼吸、消化、心拍数の制御など
生命維持をする場所で、
「共感」なんて不思議ですよね。
この共感は、目から入った刺激から
実際に作動するまでに6~8秒かかるといいます。
6~8秒、速いと思いますか?
遅いと思いますか?
スピード感のある今の情報社会では、
6~8秒というと、
反応までに時間がかかりすぎ、
結果、共感が減っていると言われます。
ここで、はじめの体調不良のはなしに
つながっていくのですが、
共感回路が不活性化することで、
同じ視床下部にある
自律神経のはたらきが悪くなり、
呼吸が浅くなる、体温が下がる、消化不良になる
といった不調が起こるわけです。
さらに、視床下部には「怒り」「恐れ」という
動物が生きていくために必要な
基本的情動を感じる部分もあるので、
体調不良と同時にイラ立ちや不安といった
症状も出てくるわけです。
そこで、
このような不快症状から解放されるために。
「ゆっくり人の話を聞いて共感する」
ことを繰り返していると、
共感回路が活性化されて
副交感神経が優位な状態になり、
精神的にも肉体的にも
健康になることができるのです。
人に喜ばれて、自分も健康になる!
ステキですよね。