Kくんとの時間

奈良県天理市から発信しています。
 
深呼吸できる私になる
コアマインド開放
心理セラピストのADOです。
 
 

Kくんは10歳の小学4年生。
 
いつもは
教室で他の生徒たちと一緒に
机を並べて勉強しています。
 

昨日は
はじめて
Kくんと二人っきり
 
向かい合わせにすわって
じっくり
お話を聞きました。
 
 
 
そうなった経緯は
 
Kくんのお母さんが
 
最近
反抗的で
兄弟げんかも
友だちとのけんかも多く
 
一体
どういう心理状態なのか
 
先生、
一度じっくり
話を聞いてやってください
 
と、
お願いされたからでした。
 
 

Kくんは
お母さんに
促されるまま
やってきたようで
 
でも
自分は
心配されてる
という意識を持って
 
わたしの前に座りました。
 
 
 
先生ね
今日は
Kくんの話したい事
聞きたいだけで
 
べつに
注意しようとか
 
そういうの
ないからね。
 
好きなこと
いっぱい
しゃべっていいよ。
 
 

そう言ってから
話しはじめてもらいました。
 
 
そこから
 
Kくんは
どんどん
語りはじめました。
 
 
将来の夢は
宇宙生物の探索に出ること
 
数学がとっても好きで
高校数学に興味があること
 
けんかはするけど、
すぐに仲直りができて
 
あとは
ケロッと
忘れてしまうこと
 
将来の夢の実現には
英語の勉強も
必要だと
感じていること
 

お母さんは
 
あまり
自分の好きなことを
理解しようと
してくれないけど
 
自分を
心配してくれていることは
よーく
わかっていること...
 
などなど。
 
 

わたしは
 
小4の男の子が
語る言葉に
どんどん
引き寄せられて
 
いつしか
夢中になって
聞いてしまっていました。
 
 

太陽系外宇宙の話は
わたしの
全く知らない世界
 
 
Kくんは
ぼそっと
 
そこまで
行けたとして
 
生きて帰れる保証は
無いかもしれないけど
 
それでも
行ってみたいな...
 
そう言ったのです。
 
 

わたしは
 
その言葉に
心底
しびれて
しまいました。
 

こんな
大きな夢を持ってる子に
 
応援する以外
他に言うことは
何もない
 
そう思いました。
 
 

それでも

お母さんは
心配するものなんですね。。
 

周りの子と
同じでないと
気になり
 

周りに埋もれてしまっても
ヤキモキする。
 

そうやって
ないものねだり
ばかりしているうちは
 
決して
 
誰も
幸せには
なれないのにね。
 
 

ねえ、
Kくんのお母さんってさ
心配しすぎだよね


わたしが言うと
 
 
いや、
俺のことが
気になるから
 
言ってくれてる
だけやから
 


実に
大人っぽく
 
胸キュンするようなことを
 
言い切って
くれたのでした。
 
 
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