わたしは正義の味方ではありません
心理セラピストと聞くと
「正義」のイメージが強くありませんか?
ADOです。
道を踏み外しそうになっている人に
正しい道を説く・・というような。
道が右と左に別れていたら
「あなたが進むべき道は右ですよ」と
教え導くような。
もし、
そんなイメージをお持ちなら
期待を裏切るようで
申し訳ありませんが・・>_<)
わたしは
「こっちが正しい道ですよ」と
ご指導することはないのです。
仮に
正しい道徳観からは
逸れてしまっていたとしても
その人が
深く悩んでいるのなら
わたしは
その人の思いを一旦
受け入れます。
正しいかどうかをジャッジするのが
目的ではなくて
その人の
心の世界に飛び込んでみて
同じことを感じて
初めて
一緒に
心の霧を晴らしていくことが
出来るからです。
そのためにしないといけないのが
その人が
どういう人物で
これまでに
どんな人生を歩んできたかを
知ること。
もし、
その人に対して
「良い、悪い」の先入観を持ったら
ずっと
そういう目で見てしまって
本当のその人がわからなくなります。
それに
「悪い」と思い込んでしまったら
わたしが思う正しい方向へ
コントロールしたくなる
かもしれません。
でも、それは
わたしの仕事ではないのです。
誰であっても
その人の代わりに
生きることはできないのだから
人生の答えは
本人が決めるものなのです。
その人が
答えを出しやすくなるように
お話はたくさん聞きます。
聞いたお話について
犯罪に関わるような内容でない限り
秘密は守ります。
道徳からは逸れている
とても人には言えない
という内容であっても
決して否定はしません。
たとえば
お母さんと長年の確執があって
ずっと苦しんでいた人が
そのお母さんを亡くしたときに
「ホッとした」と
言ったとします。
そんなとき
あなたなら
なんと声をかけますか?
「親不孝だ」と指摘してあげますか?
わたしは
決してそんなふうには言えません。
理由は
前に説明した通りです。
だからと言って
これで終わりにもしません。
では、
この後わたしが
どこに注意を置いて
お話を聞いていくのか
それをお話しますね。
まず
今の率直な思いを
ひとつひとつ丁寧に
引き出していきます。
どうして
そういう思いに至ったのか
きっと
そこを聞いてもらいたいと思うので
「良い、悪い」といった
感情を差しはさまずに
聞いていきます。
お母さんに愛されなかった
恨み言が出てくるかもしれないし
自分を正当化する
エピソードが語られるかもしれません。
ただ
その人にも
できるだけ感情を抑えてもらい
今話している自分の感情を
冷静に
観察してもらいたいと思います。
そうすることで
人から指摘を受けなくても
お母さんを愛せないことについて
自分が一番傷ついていることに
気づくかもしれません。
お母さんを亡くしてホッとした
そう言った言葉の裏にある
感情を見逃していては
本当に立ち直るのは
難しいでしょう。
これからは
そんな自分と向き合い
心に受けた傷を癒していくのが
課題になります。
そして、
どれほどの時間がかかるかは
その人次第ですが
たとえ
お母さんを愛せなかった自分でも
「これでいい」と
受け入れられるようになったら
セラピーは終わります。
というわけで
今日は心理セラピーについて
聞いていただきました。
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