一人欠けた家



 

先週は親戚に不幸があり

葬儀に参列してきました。

 

 

夫の姉の旦那さんなので

義兄になるのかな。

 

 

ゴルフに水泳、エレキギターの演奏に

ドライブなど

 

多趣味でご友人も多く

 

どこから見てもピカピカの健康体。

 

話せば穏やかな

温かい人柄が滲み出る人でした。

 

 

それが

今年の2月頃ガンを発症し

 

そこからわずか9か月の闘病の後

この世を旅立って行かれたのです。

 

 

本当に人の命は

儚いものだと感じざるを得ません。

 

 

この義兄の旅立ちは

 

親族や親しく交流していた

親類縁者、ご友人にとって

とても大きな喪失でしたが

 

 

お通夜・告別式の後の

精進払いの席になり

 

普段会うことのない顔ぶれで

美味しい食事を囲むと

 

それぞれの近況報告に花が咲き

 

とても和やかな空気に包まれました。

 

 

きっと

 

最後に義兄が

みんなで集まって

楽しく会話できる機会を

残してくれたのでしょう。

 

 

人生は短いから

今会えるうちに会いたい人と

会っておかないと

 

そう

教えてくれていたようにも思います。

 

 

そして

葬儀も終わった翌日

 

いつものようにテニスに出かけたら

夫の体調がどうも良くないことに

気がつきます。

 

 

プレイ中に息が上がって

再三休憩を取るのです。

 

 

私にも経験があるからわかるのですが

明らかに酸素が足りていない状態。

 

 

翌日がちょうど診察日だったので

CTで診てもらったところ

 

肺が白く曇り

肺炎と診断されました。

 

 

正直な所

 

肺炎ならばまだ安心で

 

それ以外が原因と言われる方が

嫌でした。

 

 

ですが、やはり

 

それ以外の可能性も疑われる

とのことで

 

今朝から入院し

詳しく調べることになったのです。

 

 

移植を受ける前

大量の放射線治療を受けた際に

 

医師から

「これによって

他のガンを発症するリスクは

高くなります」

 

と言われたことが蘇りますが

 

今はそうでないことを

祈るばかりです。

 

 

入院期間は1~2週間

 

その間に肺炎を治し

検査で何も見つからなければ

退院となります。

 

 

前回の退院から4か月が経ち

 

もう病院に戻ることはないだろうと

入院グッズを

すっかり片付けておいたのに

 

また荷造りすることになるなんて・・

と、さすがに本人もしょげていました。

 

 

 

リフォームも

いよいよ終わりが見えてきていて

 

 

移住のために

準備することが山ほどあります。

 

 

それは本当に楽しみなことだけど

 

一人家族が欠けた状態で

準備をするなんて

考えたくもないから

 

 

必ず元気になって

戻って来てくれることを信じています。