7歳までの子どもというのは
あたりまえですが、
親の影響を一身に受けて育ちます。

顔や骨格、ちょっとしたしぐさまで、
そっくり!
と、感心することがあります。

わたしも幼いころ、
母から
こんなところまで似なくてもいいのに!
と、言われたことを
ふと思い出しました。

とくに7歳までの子どもについて、

親の影響の範囲は
見た目、性格だけではありません。

親のもつ感情そのものが、
身体症状となって
子どもに現れるのです。

この考え方は、
家族をひとつの「共同体」
と、とらえるところから来ています。

大人はストレス社会のなかで
生きていますから、
「負」の感情をため込むことがあります。

たとえば、
焦燥感、嫉妬、悲しみ...
そういったことです。

そのままにしておくと、
大きな問題に発展しかねません。

そうなる前に、
子どもがかわりに
風邪やアレルギー症状をおこしてガス抜きをし、
浄化するというわけです。

家族というものは、
ひとりでは成立せず、
皆があつまってはじめて
成立するものなので、

「子ども」といえども
その役割を受け持たなければいけません。

病気の症状が
目、鼻、のど、皮ふといった感覚器官に
多いのは、

子どもが持つはずのない
「負」の感情が

おとなの感覚器官を通して
体内に入り込み、
「不満」となったときに

子どもがかわりに吐き出している
という考え方です。

ですから、子どもが体調不良のときは、

かわいい子どものためにも
自分の心と向き合い、
ストレスを開放するときだ
と、とらえてみてください。

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