伝え方

f:id:ado-therapy:20220112193208j:plain

 


クライアントさんとの会話の1コマ。

 

と言っても

守秘義務があり、内容の公開はできないので

 

これを読んだ人の参考程度に

当たり障りのない範囲で書くことにする。

 

 

 

相談される人の中には

言いたいことがあっても我慢する人がいる。

 

 

これを言ったら

迷惑をかけるんじゃないか、とか

嫌われるんじゃないか、という考えがチラついて

言い出せないでいるからだ。

 

 

 

クライアントさんの話はこうだった。

 

以前から相手に対して

「こうしてほしい」と思うことがあっても

 

それを言って関係にヒビが入るぐらいなら

言わない方がいいと思い

ずっと黙っていた。

 

口喧嘩をする度に、言ってやろうかと思ったが

険悪になるのがイヤなので、こちらから折れた。

 

そんな生活を一年以上も続けていたら

ある日突然、些細なことをきっかけに

我慢の限界がきた。

 

気づいたら「あの時○○だった」「この時は△△だった」と

不満が次々と出てきて

 

最後は、酷い言葉でののしっていた。

 

 

固まった相手の表情を見て

自分が酷く傷つけたことを知った。

 

 

なんであんなこと言ったのだろう。

傷つけるつもりはなかったのに

 

不満があんなに

自分の中から出てくるなんて。

 

ショックだったし

どう弁解したらいいかもわからなかった。

 

 

その後どうなったかは

正直はっきり思い出せないけど

 

 

意外にも、相手から「自分が悪かった」と

言ってもらえて、ホッとしたのを覚えている。

 

 

***

 

実は、これに似た経験を私もしたことがある。

 

ひょっとして、あなたもあるのでは?

 

 

相手との関係を大切にしたい時

自分をどこまで出せばいいのか、悩むことがある。

 


付き合って、まだ日の浅い間はとくに

これを言ったら、どう思われるか

考えてから言葉を選ぶようにする。

 

 

言いたいことを呑み込むうちに

定量を超えると

収まりきらずに爆発するのだ。

 

 

そんな時ほど

相手を責める言い方になる。

 

 

 

このクライアントさんは

相手が理解を示してくれて良かったけど、

いつもうまく行くとは限らない。

 

 

相手は、昔のことを蒸し返されたり

責められたりする理由がよくわからなくて

目の前から逃げ出すかもしれないのだ。

 

 

だから、
言いたいことがあるなら

溜め込んで感情的になる前に

小出しにした方がいい。

 

 

それが、こちらの身勝手な要求と思わずに

いい関係を続けるための

必要なリクエスだと思えば。

 

長い目で見て、それがうまく行く方法だから。

 

 

 

🔶ホームページ「わたしを見つける相談室」🔶

 

       あなたに寄り添い

  解決をお手伝いするオンライン・セラピーです。

    お申し込みは下のURLからどうぞ!

 

    http://www.ado-toyoda.work