残念な人にならないために

 



 

その人は

いわゆる「いい人」です。

 

 

 

性格は穏やかで声を荒げることもなく

 

 

 

頼まれると断れずに

つい「はい」と引き受けてしまいます。

 

 

 

 

それで

 

頼んだ人から

感謝されるかと言えば

 

 

 

そうでもなく

 

 

当たり前にされてしまいます。

 

 

 

 

そんなことが

しょっちゅう起きるので

 

 

 

「どうして自分ばかりが

こんな扱いを受けるのか」

 

こぼしていますが、

 

 

それを直接相手に

言ったことはありません。

 

 

 

 

 

これは

ある職場での話です。

 

 

 

ブラックと呼ばれる企業は

あちこちにあって

 

 

この人のように

不遇な目に遭っている人も

少なくないでしょう。

 

 

 

 

 

私は

 

この人がとてもいい人で

 

 

そして

 

残念な人だと思います。

 

 

 

 

しんどい仕事を

その人だけに押し付け

サービス残業まで強要する

上司や同僚たち

 

 

 

 

そんな状況にあって

その人が言うには、

 

 

 

「誰かこの会社を告発してくれないかな」

 

 

・・・・

 

 

 

誰かがこの苦しい状況から

自分を救い出してくれることを

願っているんですね。

 

 

 

それがもう七年も続いているのに

 

 

 

その現実から目を背けているのが

残念なのです。

 

 

 

 

 

残酷なことを言うようですが、

 

 

このまま待っても

 

 

助けてくれる人は現れないし

状況は好転しないでしょう。

 

 

 

 

 

本当の意味で

 

自分を守れるのは

自分しかいないからです。

 

 

 

 

 

 

 

 

周りにいる人も

 

 

本当は

 

その人に対する

理不尽に気づいているのに、

 

 

見て見ぬふりをしているんですよね。

 

 

 

 

 

周りに敵を作りたくないと思って

言いなりになっていると

 

 

かえって

敵をつくることがあります。

 

 

 

 

それは

 

 

人が

 

自分を粗末に扱う人には

そんな扱いでいいんだ

と思うのに対し、

 

 

 

自分を大切に扱う人を

粗末には扱えない

と思うものだからです。

 

 

 

 

 

職場に不満があるのなら

 

仕事を変わったら

 

今度は安心して働ける

 

 

 

そういう考え方もあると思います。

 

 

 

 

ただ、

 

 

その人の自分に対する扱いが

変わらなければ

 

 

 

場所が変わっても

 

 

 

また同じようなことが起きる

 

 

私は思います。

 

 

 

 

 

人間関係は

 

周りがつくるのではなく

 

自分がつくるものです。

 

 

 

 

職場の理不尽に耐えているのなら

 

 

それを告発するのは

 

他の誰かではなく

 

自分です。

 

 

 

 

自分のために行動を起こすことによって

 

 

はじめて味方する人が現れ

 

 

人間関係が改善されていくもの

だからです。

 

 

 

 

この考え方は

 

 

神の教えに従ったわけでもなく、

 

 

ただシンプルに

人の心理に基づいています。

 

 

 

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